GLP-1受容体作動薬には、1日1〜2回注射する薬剤と、週に1回注射する薬剤の2種類がります。

通常、成人には、エキセナチドとして、1回5μgを1日2回朝夕食前に皮下注 射する。投与開始から1ヵ月以上の経過観察後、患者の状態に応じて1回10 μg、1日2回投与に増量できる。
参考:バイエッタ皮下注5μgペン300

 

GLP-1受容体作動薬は、それぞれの薬剤専用の、シリンジ、ペン型注入器、オートインジェクターなどの注入器を使って、患者さん自身が投与します。

注入器によって使い方は違いますが、オートインジェクタータイプの注入器は、注射に慣れていない方でも簡単な操作で正しく使えるように工夫されています。

シリンジ

薬液を容器(バイアル)からシリンジに吸い上げて注射します。

 

 

ペン型注入器

ペンに似た形をした注入器です。

ペン型注入器の中には薬液が充填されていますが、針はその都度、使う前に取り付けが必要です。

投与する分量を調節をしてから使うペン型注入器と、1回分の薬液が充填されているペン型注入器があります。

本剤はペン型注射剤であり、カートリッジは2つのチャンバーからなる。2つの
チャンバーに、エキセナチドマイクロスフェア及び専用懸濁用液をそれぞれ 含有する。

参考:ビデュリオン皮下注用2mgペン

 

オートジェンイクター

注入器のボタンを押すだけで、あらかじめ充填されている1回分の薬液が自動的に注入されるものです。

針の取り付けが不要で、1回使い切りです。

トルリシティは、1回使い切りのオートインジェクター型注入器によって提供される。注射針はあらかじめ注入器に取り付けられており、注入ボタンを押すことで自動的に注射針が皮下にささり、あらかじめ1回量が充填されている薬液が注入される。注射が完了したら注射針が注入器の中に自動的に戻る。

参考:週1回投与のGLP-1受容体作動薬「トルリシティ」 オートインジェクター型注入器で提供

GLP-1受容体作動薬は2型糖尿病向き

ちなみに、GLP-1受容体作動薬による糖尿病治療の対象となるのは、2型糖尿病の患者さんとのことです。

インスリン療法はインスリンを体の外から補う治療ですが、GLP-1受容体作動薬は自分のすい臓からインスリンを分泌させる治療なので、すい臓からのインスリン分泌が不足している1型糖尿病の患者さんには向いていないとのこと。

なお、2型糖尿病の場合は、血糖を下げる薬を初めて使う糖尿病の初期段階の方から、複数の飲み薬で治療してもHbA1cが目標に届かない方まで、幅広い患者さんに使われているそうです。

2型の糖尿病の方は生活習慣病で糖尿病になった方ですね。